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ヤン・シュヴァンクマイエル「ルナシー」 [DVD]
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| ジャンル: | アニメDVD,漫画DVD,アニメ,漫画,テレビ漫画
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| 人気ランキング: | 29477 位
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時間がもどせたら!
シュバンクマイエルの長編で一番おもしろいと思いました。 イメージはいつもながら強烈ですが、物語もおもしろいです。アリスとファウストは物語がよくわからなかったし(だから分かる人にはこっちが一番になるかもしれません)、悦楽共犯者は物語が弱い。オテサーネクは物語が、親と奇形の子さらに道徳と我が子、発狂と自制、道徳と純真、運命などなど絡み合い更にはスペクタクルありで最高なのですが、イメージがちょっと弱かった気がしましたが、こちらは物語イメージ共に最高です。 作品を現実社会に重ね合わせるもよし、作品にただ陶酔するもよしで買うのが吉だと思います。
性倒錯集団と生肉
まさに狂気の世界感。一人マトモな感性の持ち主である主人公(でも精神病の気あり)と、
彼を取り囲むサド侯爵含む性倒錯集団。何が真実で何が嘘なのかわからない。
間に入る生肉のグロいアニメが、狂気の状況をよくあらわしています。
あと、主人公が物語の本筋に入っていく描き方が上手いですね。さすがです。
サド関係では、パゾリーニ監督の「ソドムの市」もおすすめ。
ドグラマグラ?
なんかドグラマグラを思い出しました。
「仮死状態の者が埋葬されて‥」というのは、
ポーの影響。
侯爵というのは、そのままサドですね。
ストーリーは、
精神病の主人公がヤバイ“侯爵”と呼ばれる人物
と出会って悲劇が始まる。
実は“侯爵”は精神病患者で、精神病院でクーデター
を成功させた人物だった。
看護婦の女性に心魅かれた主人公は本当の院長らを
助け出すが、院長は患者を残酷に扱った。
はたして、“侯爵”と院長、どちらがまともなのか?
そして、主人公は精神病院へ‥
というお話、途中に入る主に生肉のイメージが、
主人公の行く末を暗示している。
ホラーっていってしまうと、多くの方が抱くものと
違ってしまう気がします。
よく単館ロードショーされる類の映画でヨーロッパもの
と思って頂ければ、ピンとくるのではないでしょうか。
そこまで難解ではないですし、直接的にはスプラッター
な描写はありません。
この監督のファンにはおすすめ。
生肉が動き回る
どんなに細かいところを見逃さないように、三日間くらいかけて見終わりました。そんな気を起こさせる映像です。しかしかなりエログロで、哲学的ホラーと言われてますが、確かに気持ち悪くなります。場面場面を繋ぐ、間接的にエロティックで暴力的な生肉のアニメーションが、直接的にならずに想像力を刺激するので、上手いと思いました。
ストーリーは精神病院内での自由や愛や暴力についてですが、何が自由で何が真実なのかわかりません。救いのないストーリーは哲学的に問いかけてきます。
映像だけでも不条理な世界をたっぷり満喫できると思います。
メイキング画像などついていて、ヤン・シュバンクマイエルに興味のある方には、是非見ておきたい作品だと思いました。
難しい事はおいといて
冒頭でシュヴァンクマイエル自身が「これはホラーです。芸術性はムシしてください」と言いますが、映画として評価するなら本作はイマイチでした。
しかし本作にもやはり彼のオリジナリティであるグロテスクな表現が存分に使われており、これまたダークサイドな作品に仕上がっています。
個人的には短編集のほうが好きかも。
コロムビアミュージックエンタテインメント
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